ビジネスの原理原則
ビジネスの原理原則というと難しく感じるかもしれませんが、要するに商売にはルールがあり、
そのルールを無視して行き当りバッタリでやっても成り立たないという事です。
その原理原則にはどんなものがあるのでしょう。
私のサポートは地域の小さな店舗さんを中心としていますので、それに沿った内容で大まかに記載します。
大まかには以下の3つです。
-
あなたの提供する商品、サービスの本当の価値は何か?
-
その価値に対して対価を払う人はいるのか?
-
儲かる仕組みがあるのか?
1.あなたの提供する商品、サービスの本当の価値は何か?
よく似た商品、サービスはいくらでもあります。
あなたのお店に行きたくなるような商品、サービスは何ですか?
極端な言い方をすると、商品は普通でもお店の雰囲気、店長との会話、
場所の利便性なども提供出来る価値になります。
あなたは、お客さんに対して何を提供しているのですか?
私はラーメンが好きですが、ラーメン自体は単なる商品です。
好きな味のスープを飲んだ時の何とも言えない満足感や
麺の触感を通しての”幸福感”を味わうために行っているのです。
お肉が大好きな人は、お肉自体ではなく、好きなお肉を食べることによって
味わう”幸福感”が商品価値ではないでしょうか。
あなたの提供する商品、サービスの本当の価値を理解することが大切です。
2 その価値に対して対価を払う人はいるのか?
あなたがいくら自分の商品、サービスに価値があると思っていても
その価値に対価を払ってくれる人がいないと商売になりません。
お客さんが喜ぶだろうと思っていても、案外独りよがりという場合もあります。
どんな人があなたの価値を理解してくれるでしょうか?
どんな人にあなたの価値を利用して欲しいですか?
その人はどこにいますか?
3儲かる仕組みがあるのか?
儲かる、儲からないにはちゃんとした理由があります。
儲かっていないなら、
あなたの価値をちゃんと伝えていない、行き当りバッタリでやっている、
薄利でやっている、来る人みんながお客さんと考えている、などなど
儲かるには、あなたの価値を欲している人にきちんと伝え、何回も
利用してもらい、喜んでお金を払ってもらえるようにする事です。
それには、そうなるような仕組みが必要です。
狭い地域においては、競合他社との勝負です。
同一エリア内に競合がいなければ、やりやすいですが、競合がいる場合は
それなりの戦略がないと負けてしまいます。
しかし、エリア内の全ての人をお客さんにする必要はありません。
あなたのお店が十分にやっていける利益を確保する方法があればいいのです。
儲かればいくらでも・・・気持ちは分かりますが、そう上手くは行きません。
これら3つが私の考えるビジネスの原理原則です。
いかがでしょうか?
そうだなと思われた方は、他の項目もご覧ください。